だいぶ寒くなってきましたね。
ちょっと着込まないと、朝のお散歩がつらくなってきました。
風邪ひかないように気をつけなくちゃねd(ゝω・´*)ネッ
さてさて、今日はマジメなこと書きます。
タイトルにも書きましたが・・・
フィラリア予防シーズン、お住まいの場所によって違いはありますが、むんぷん地方では
5月~11月 までとなっております!
今月が最後の投薬月です。
みなさん、お忘れではないですか?
もうこんなに寒いんだもん、蚊なんていないじゃーんって思われるかもしれませんが、フィラリア予防薬は
1ヶ月前に活動していた蚊に対して予防効果を発揮するもの なので、今飲んだ予防薬は10月上旬の蚊に対して有効ってことになるんです。同じように10月に飲んだお薬は、9月の蚊に対して有効ってことです。
予防薬は蚊に刺されないようにするお薬ではなく、蚊に刺される時に体に侵入してきたフィラリアの感染子虫を、血管に侵入し心臓に到達するまえに駆除するというお薬です。
心臓に到達するまでは3~4ヶ月かかるといわれていますが、心臓に入ってしまってからでは予防薬で駆除することはできません(これが「フィラリアに感染する」ということになります)。
ちょっとややこしいですが、侵入と薬の効果発揮のタイムラグを埋め、確実にフィラリアを予防する投薬期間というのが、
蚊が出始める月から1ヶ月後~蚊がいなくなった月の1ヵ月後 すなわち 5月~11月の毎月1回(最近では暖かいので12月とする場合もあります)ということになります。
フィラリアの恐ろしいところは、感染しても症状がでるまで3、4年~数年はかかるということです。それまでは無症状です。
人が気づくのは、ほとんどフィラリア症末期になってからです。
まだ症状が出ないうちに治療をすれば、治る可能性も高いですが、少なくとも2~3年はかかります。
お金もかかります。
感染したフィラリアの数が多ければ、心臓や血管は変形し、治ったあとでも後遺症として「心不全」になってしまうことも多いです。
私が何度となくフィラリアのことを書くのは、今でもフィラリアで命を落としてしまっている子たちが多いからなんです。。。
実際、10月以降、フィラリアの予防薬を飲まなかった子で、次の春のフィラリア検査ですでに感染してしまっていることがわかったワンちゃんもいました。
「飲む飲まない」は、犬の意思ではありません。
飼い主の意思です。
飼い主がきちんと飲ませてあげなければ、犬はフィラリアから自分を守ることができません。
寒くなってきた今だからこそ、「喝!」を入れて飲み残しがないようにしましょうね!