お待たせしました~(待ってないって?)。
予告していた「引っ張りグセのしつけ」を今日は書いてみたいと思います。
タイトルにもありますが、あくまでも「
我が家的」です(^▽^)
だから、全てのワンコにあてはまる方法とはいえないかもしれませんが、ご了承くださいませ☆
でも、基本はいろいろな方法と同じだと思います。
引っ張り防止ハーネスやチョークチェーンなど、いろいろグッズはありますが、何を使っても引っ張る子は引っ張る。チョークチェーンがグイグイ閉まってゲェゲェ言っていても、引っ張る子は引っ張ります。
それは、引っ張ってはイケナイということを理解していないからです。
「散歩コースはこっち」という決定権を、犬自身が自分が持っていると考えています。
ということは、散歩コース、要は行き先の決定権は犬ではなく、飼い主にあるということを理解させないといけません。
まず、リードは右手で持ち、犬は左側につける。
左手は軽くリードにそえる。
1.力はそんなに強くないが、常に人の前を歩く場合。
★すだちがこのタイプです。★
①歩き始めて、
人より前に出たら、立ち止まる。
②
犬を引き戻して、自分の左隣によせる。興奮しているようなら、よせた状態で「座れ」。
ここで褒める or おやつ。
☆飼い主が犬に寄っていってはいけない。
☆隣によせるためにおやつは使わない。あくまでも隣によせてから。
①~②の繰り返し。
そのうち、前に出ると戻されて進めないので、飼い主の顔を見るようになってくると思います。
前に出なくなったら、今度は左手でおやつを持ちながら(すぐには食べさせない)、左側に犬がついている状態で数歩歩いてみる。数歩が無理なら、2~3歩でもOK。
ちゃんとついて歩けたら、おやつをあげる。
これができるようになったら、歩きながら何歩かに一回おやつをあげながら長い距離を歩いてみる。
左手でおやつを持つときは、わざと犬に持っていることを教えて、食べられないように握り締めます。
おやつが欲しくて、手に注目して歩くはずです。
前に出ると、戻される。
隣によると、ごほうび。
ずっと隣にいると、ごほうび。
2.ガンガン引っ張る子の場合。
★ゆずはこのタイプでした★
まだおやつは使いません。
ちょっと強引な方法ですが、最初が肝心。
ひっぱった瞬間に、思いきりガツンと犬に衝撃が伝わるように、180度反対側へ進む。
回れ右!ってやつです。
それこそ、犬がひっくり返るくらい思いきりやってください。
中途半端だと、逆に引っ張り返されます。
犬に負けないでください。
この時だけは、ガチンコ勝負です。
そして、その時は絶対に犬の顔を見ない、目を合わさないでください。
一切、
無視、そして
無言です。
反対側に進んで、追いついてきた犬が自分を追い越したり、横方向へ行こうとしたら、ふたたび犬の進行方向とは180度反対方向へガツンと方向転換。
この繰り返しです。
無視、無言なのは、声をかけたり顔を見たりすることで、ガツンという衝撃を飼い主によって与えられているということで、不信感を抱くことがあるからです。
あれ?!進めない!
振り返ったら、あれ?飼い主あっちのほうへ行っちゃってるじゃん!みたいに思わせるのです。
そして、
犬が自分の隣まで追いついてきたら、あら?どこへ行ってたの?みたいな顔して、ほめてあげてください。
これを繰り返すと、
今度はどっちに行くんだろう?次はどこに行くんだろう?と、考えるようになります。
これで引っ張らなくなって、隣についてくるようになったら、今度は犬と目をあわせておやつをあげる
1.の方法に進みます^^
この方法はリーダーウォークというものなんです。
アルファシンドローム(権勢症候群)の犬のしつけで行う方法の一つですが、アルファシンドロームの子でなくても、引っ張りグセがある子というのは、自分で行き先を決めてグイグイ行ってしまうわけですから、行き先を決める=リーダーということに対して、飼い主が行き先を決めるのだ!ということを教えるんですね。
アルファシンドローム:犬自身が「自分がリーダー(=アルファ)だ」と思いこみ、様々な問題行動を引き起こす状態(命令に従わない、攻撃的な態度など)。
ちょっと荒療治に見えるこの方法、早い子では数分で効果が出ます。
ズルズルと時間をかけてやるよりはいいと私は思います。
「ひっぱっちゃダメ。」「そっちに行っちゃダメ。」と言っても、残念ながら言葉は通じません。
だから行動で教えます。
でも、矛盾してるけど、人間の気持ちを押しつけてもいけません。
引っ張ったら歩かない。
最初は何歩も進まないかもしれません。
回れ右!も目が回ってしまうかもしれません。
嫌がったり、しょんぼりしてしまったら、「お座り」でも「お手」でも何でもいいです。
できることをやって、ごほうびをあげて、その日は楽しく終わりにしましょう。
嫌な気持ちのまま終わってしまったら、人間だって次の練習はもう嫌になってしまいます。
最後は簡単なことでいいから、必ず「よく出来たね!」って楽しく終わりにしてあげてください。
ゆずとすだちで、しつけ方が違うのは2匹の性格の違いにあります。
ゆずは気を抜くとアルファの要素をもっているし、すだちはとにかく怖がり。
ゆずと同じしつけをすると、すだちはそれはもうビビっちゃって、しつけどころではなくなります^^;
だから、ここに書いた方法が全ての犬に当てはまるとは限りません。
が、参考になれば幸いです
犬の場合は引っ張る→拾い食い→異物誤飲というつながりが非常に関係深いので、引っ張りグセがなくなるだけで、そういった危険も回避につながると思います。
それと、ゆずが噛まれたから書くわけじゃないですけど、フレキシリード(伸びるリード)は正しい使い方をしないと、引っ張る子はさらに引っ張るようになるだけです。
人間が楽になるだけで、自分的には全くオススメしません。
(ゆずを噛んだ子はフレキシリードを3回ほどぶっちぎっております。)
異物誤飲の記事→
http://munpun.exblog.jp/7280975/
我が家的拾い食いのしつけ→
http://munpun.exblog.jp/7309131/