昨日の続きです。
予定よりもはやく、産気づいたマルチーズのRちゃん(初産です)。
夜の間に最初の1頭が産まれたけど、そのコは残念ながら死産だったそうです。
その後、待てども待てども2頭目が出てこない・・・
前もって撮ったレントゲンでは、最低でも5頭確認していたので、お腹のなかには最低でもあと4頭。
でも、Rちゃん疲れてしまって、力めないみたい。
朝イチ、病院に来てもらって「では帝王切開をしましょう」という話になりました(ここで、私にTELがきたわけです)。
で、私が駆けつけた時はRちゃんをお預かりして、飼い主さんが帰られたところだったんだけど。。。
あーー!!1頭出てるぅぅぅっっっ!!!
まだ羊膜につつまれた状態で、頭だけが出てきていたんです。家から病院までの移動が刺激となったのかもしれません。
でも、Rちゃん、力めず赤ちゃんがそれ以上出てこれない。
レントゲンや、今出てきている実際の赤ちゃんの大きさから、赤ちゃんが大きすぎて出れないということはないようなので、介助をしながら赤ちゃんを取り出しました。
・・・がしかし、
Rちゃん、赤ちゃんの羊膜を破ろうとしないのです。
これでは、
赤ちゃんが呼吸ができないっっ。
やはり、自分の家ではないからか、飼い主でない私たちがそばにいるからか、ストレスになっているかもしれません。
結局、Rちゃんは赤ちゃんに興味を示さず、赤ちゃんは私たちが羊膜を破り、へその緒を切り、呼吸をさせなければなりませんでした(
蘇生処置)。
その後、Rちゃんに陣痛がきて2、3時間おきに残り3頭すべて、自力で出産できたのですが、やっぱり同じような状態なので、全て私たちが蘇生をしなければなりませんでした。
しかも、赤ちゃん達をRちゃんのそばに寄せても、Rちゃんが逃げてしまうのです。
自分の赤ちゃんだって、認識できていないみたい。
このまま
育児放棄になってしまうのだろうか・・・
と、不安いっぱいで飼い主さんのお迎えを待っていたんですが、徐々に赤ちゃんの体をなめはじめ、お世話をはじめましたヽ(´∀`)ノ ヨカッター!!
それからは、私たちが様子を見に行くと怒るくらいに、「お母さん」になりました♪
本来なら、犬は安産の動物で、出産に関しては人間はなるべくなら手を出さない方がいいのです。しかし、小型犬、超小型犬では比較的難産が多くて、帝王切開になることがしばしばあります。
(ちなみに、私の妹「チー太郎ママ」も、実は帝王切開でした。母体が小さいので、赤ちゃんが通れなかったんです^^;)
そして、Rちゃんは母性が芽生えましたが、育児放棄も近年多いようです。それだけ、人とペットの関係が近くなったということなのかな。
なんだか、昨日は結局、帝王切開はしなかったけれども、赤ちゃんの蘇生(帝王切開のメインはコレ)はすべてしなければならなかったので、気分的には帝王切開したような???不思議な気分でした。
なにはともあれ、自宅で生まれた最初の1頭は残念だったけど、Rちゃんも元気だし、病院で生まれた4頭も元気なのでよかったです。3頭♀で1頭♂でした。
みんな元気にそだってね!