(前にもこんな写真撮ったような・・^^;)
桜も満開かな~と朝起きると・・・
雨 じゃん(;ω;)
ちぇーっ、せっかく休みなのにぃ~。
ゆずもすだちも、頭としっぽはショボショボ。
ま、いっか。
カッパ姿も可愛いしね(^m^)(←親ばか)
昨日の帝王切開のお話を少し・・・
お母さん猫は年齢不詳^^;
出産経験ありですが、難産が多い子でした。
2年前にも、「赤ちゃんの手が出たきり、生まれない」ということもあって、避妊手術をしようと思っていたら、またできちゃった(TωT)
今回は出血しているが、産む様子がない(いきむ様子がない)とのことで来院でした。
レントゲンを撮ると、赤ちゃんは少なくても7匹。
1匹が産道につまっていて、出てこれないようです。
お母さんの骨盤が小さいのです。
飼い主さんの希望により、帝王切開と同時に子宮・卵巣摘出手術(避妊手術)となりました。
それからは準備に大忙しっ!
手術の用意、お湯を沸かして、きれいなタオルをたくさん、などなど・・・
グロい表現ですが、手術で子宮を丸ごと摘出し、その子宮をハサミで切り開いて赤ちゃんを1匹ずつ、取り出していきます。この時に、ヘソの尾を鉗子ではさんだり、糸で縛ったりして切り離します。
羊膜の上に尿膜というものがあるので、すべて取り除いて、呼吸ができるように産湯できれいに体を洗います。
でも、全身麻酔下でのことなので、当然赤ちゃん達も麻酔がかかっていて、仮死状態。
蘇生させなくてはなりません。
体をマッサージしてあげても、なかなか呼吸をしてくれません。
肺の中まで入っている羊水を、頭を下にして振ったり、時には自分の口で吸い出したりします。
ドライヤーなどで、体を暖めながらマッサージをしているうちに・・・
「にー」
はじめて声が出たときは、本当に感動!
こればっかりは何度経験しても、変わりません^^
それと同時に安堵感も。。。
でも昨日は、全部で7匹!
みんながみんな、息をしてくれたわけではありませんでした。
7匹中、3匹が・・・。
一度も息をすることなく、眠りについてしまいました。
残る4匹は、とっても元気に産声をあげています。
とにかく、3匹の分まで元気に育っておくれ。。。
お母さんの手術も無事に終わり、麻酔から覚めたあとはさっそくお乳をあげていました^^
ほんとうに人もそうだけど、お産は命がけです。
でも、だからこそ、命はかけがえのないものなんだって、心底思います。
これから、悲しくも
「捨て猫・捨て犬シーズン」がやってきます。
捨てるのなら、避妊手術をして産まれないようにしてほしい。
・・・・・でも、捨てられたから出会えた、うちの子達。。。